株式会社サブライムは、本州最南端の歴史的町並みが残る和歌⼭県串本町に、築140年以上の古⺠家をコンセプトホテルに改修した「NIPPONIA HOTEL 串本 熊野海道」を開業する。同ホテルは少⼦化が進み空き家増加の課題を持つ串本町の町並みの保存継承と観光振興を⽬的に、紀陽銀⾏と串本町などが地域活性化に向けた包括連携協定を元に資⾦調達し改修した。定員は2棟3室計22⼈。1泊2⾷付きで一名2万〜8万円。今後2020年までに同区内にある古⺠家を改修し客室10棟15室を新たに開業予定だという。
観を活かした観光業
本州最南端のまち串本町は⼈⼝約1.7万⼈、ラムサール条約に登録された海や歴史的資源があるほか、柑橘類や⽔産物など地域資源が豊かなまち。海岸は奇岩・怪岩といった雄⼤な景観を誇り、海はダイビング・スノーケリングスポットとして国内外の⼈々を惹きつけている。その景観を活かした観光業は、古くから串本町の主要産業。町内には⼤きな網元の屋敷や蔵、煉⽡造りの建物などが残存し、⽯垣や⽯塀が建ち並ぶ道からは⼤正・昭和の歴史を⾊濃く感じられる町並みとなっている。
出典:Hotel Bank