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情報をどのように整理しアウトプットするのか?

設計者に必要とされる能力が多岐に渡ってきています。それはネットで専門的な必要な情報がいつでも直ぐに手に入る状況があるからです。PintarestやInstagramなどの画像系SNSで色や形といった見た目、検索でホテル旅館の運営状況。とは言え、見た目と運営改善を繋げる案はネット上にはありませんし、ホテル運営の実際は体験しないと分からないものです。多数ある情報をどのように整理して考察して使うか?を今後私達の考えるテーマとなってきています。

データも大切。現場も大切。

この表は各宿泊施設の稼働率。ビジネスホテルやシティホテルがとても高い稼働率を示しています。宿泊主体が伸びているという事。これからの未来の事を想像してみます。一つ目は更に宿泊主体が増え続け競合激化が予想されます。サービスや空間が求められ、宿泊費も下がるかもしれません。また、民泊やそれに変わる中期滞在サービス(例えばOYOなど)が新規に市場に現れシェアを取り始めます。この層には、ホテル側も対抗すべきデザインも必要となります。※国土交通省 観光庁 2018年資料参照

首都圏のフルサービス施設は貴重。

上記の事から4つ星や5つ星のホテルの数はさほど変わっていないことから、今後も差別化が図られています。この表(4スター・5スターホテルの立地数)の通り少ないのです。※Five Star Allianceより、みずほ総合研究所作成

旅館の再生とリゾートホテルの企画開発はまだ余力あり?

リゾートホテルは横ばい。旅館は下降しています。両方とも稼働率は半分、それ以下。これは季節感がある土地柄もあるからだと思いますが、実は通年までは行かずとも、お客様を呼べる時期が多い地域も存在します。また、首都圏と地方では集客力の格差が出ています。そういうところこそ企画やデザインの見せ所。地元の人では当たり前にある事でも旅行者にとっては魅力的な事を見つけべきです。それをどうデザインし、伝えるか?これを繰り返し考えることが集客に繋がってきます。国土交通省 観光庁 2018年 都道府県別客室稼働率(平成30年1月~12月(速報値))

【まとめ】

1.首都圏の宿泊主体型は、適切なターゲットに金額設定と新たなサービスやデザイン特色などの一環としたストーリー性を生みだすこと。

2.地方旅館は地域の魅力を発見し、それと合わせた空間やサービスを添えて、伝える事に集中。

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